名古屋はじめ東海地方にお住まいのアニメファンの皆さんに、久々に朗報をお伝えすることができる日がやってまいりました。
来期、2017秋クールですが、
地上波だけでも大変満足できる放映状況です!
2017年秋期の新作深夜アニメの放送本数についてですが、愛知県(名古屋都市圏)の本数が夏期(11本)の倍近く行きそうな勢いです。秋期は在名局全てで放送される事が大きな理由です。夏期はNHKとTVAテレビ愛知、そしてノイタミナだけでした。また、TVAの本数も現時点で既に夏期超え。
— アニメの地方格差問題を考える (@anime_local) 2017年9月9日
名古屋飛ばしが止まらない。「史上最悪」だった今期
名古屋(東海圏)の深夜アニメ事情は、2014秋(”ごちうさ2期の悲劇”)あたりから、地上波放映を関東関西のみに限定してBSやネット配信に誘導させる「名古屋飛ばし」が徐々に顕著になってゆきました。
去年からその流れがさらに加速し、「名古屋飛ばし・福岡優遇」の流れから、「地上波関東ローカル・関西飛ばし」へ流れが進んできました。
東海圏では、去年秋からCBCが4〜5枠あった深夜枠を2枠へ半減させ、テレビ愛知(TVA)も徐々にその数を減らしていきました。それまで1枠は少なくとも放映していたぎふチャン・三重テレビも新作0といったことも珍しくはなくなってきています。
その流れがオーバーヒートしたのが、2017夏クール、つまり今期。
CBCが深夜枠を全廃、TVAの枠大幅減、という悲惨っぷりで、「東海圏で地上波放映した局はNHK(全国ネット)・TVA・THK(東海テレビ・ノイタミナ)のみ」という3大都市圏にあるまじき情けない状況にまで追い詰められていたのです。
当ブログでは時折この名古屋飛ばしの流れを常に批判しておりまして、これらの記事は検索結果上位に出てるのか、毎日安定した(?)アクセスがあるのも事実です。
今期はあまりの酷さっぷりに、
「名古屋での放映状況が改善されるまでアニメは見ない!」
とまでTwitterで言い放ったほどで、実際今期は新作アニメはいっさい見てません。
(というかアニメ自体に飽きてきてる・・・)
来期はCBCもTVAも復活!
さて、そんな悲しい状況の中で秋クールの放映局がどんどん決まっていっていますが、半分あきらめムードだった中で明るい話題が次々咲いています。
まだ全作品が確定したわけではないようですが、なんと来期は9/8(金)時点でで公式発表されている新作アニメ(※30分枠)の多くで東海圏の地上波局での放映が確定している、
つまり「名古屋飛ばし」が大幅に減少という快挙っぷりです (ちなみに「関西飛ばし」も来期はある模様)
http://adr.s201.xrea.com/tokai/program/
夏クール新作0だったCBCが深夜枠を復活し、現在2作が既に確定しています。
TVAも現時点で既に今期超えしています。よっぽど今期の酷さが目立つのではないでしょうか。
中京テレビも1作品新作を獲得しているようです。東海テレビはノイタミナ現状維持。
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メーテレが深夜アニメに久々の参入!製作にも関与?
来クールで特筆できることはメーテレ(名古屋テレビ)が超久々に深夜アニメ放映に参入することでしょうか。
しかも、「アイマスSideM」たるそこそこ大物(?)の作品をぶつけてきているのですから驚きです。
「SideM」は関東ではTOKYO MX放映のごく普通の製作委員会方式の作品のようですが、メーテレがその中に関与しているというウワサも出ています。
関西での放映局も同じテレ朝系のABC朝日放送であり、ひょっとするとメーテレはABCと手を組んだのかもしれません。
メーテレといえば、今月のテレ朝の改編でニチアサの構成が変わりそれまで7:00〜7:30のメーテレ制作枠が消え、その代替枠もありません。
とするとこれまでニチアサメーテレ枠に関わっていたスタッフが深夜アニメ制作に転身したという可能性も結構現実的のような気がします。
全日制作枠が復活しないのなら、毎クール1作は何らかの作品の制作に関与・放映していく流れもあり得るのかも・・・?
来期は全在名局が深夜アニメ放映!
超アバウトですが、ここ最近の流れをグラフにするとこんな感じでしょうか。
(※クリック・タップで拡大)
メーテレの参入により、来期は「全在名局で深夜アニメを放映」することとなり、これは喜ばしいことです。
2010〜2012年頃の深夜アニメ全盛期ですらメーテレは深夜アニメを放映してこなかったので、これは非常に珍しいことなのです。
おそらくですけど、制作側も放映側もさすがにやりすぎた感を感じ始めたのかもしれませんね。
いくらBS民放やネット配信が充実してきたとはいえ、今期の酷さは流石に双方へのクレームや苦情が相当あったのではないかと容易に想像がつきますし。
アニメ制作側が名古屋飛ばしはマズイと思ったのか、それともテレビ愛知を始めとする在名局が危機感を持ってアニメ制作へ営業を掛けたりしたのか、どちらなのでしょうかね。メ~テレはSideMの制作に関わっていそうすし。
— アニメの地方格差問題を考える (@anime_local) 2017年9月9日
もしかすると天国なのは来期だけで冬クールからまた名古屋飛ばしが復活していくのかもしれません。その時になってみないとわからないので油断はできないとは思いますが、まずは素直に来期の充実っぷりに喜びたいと思います。
あとは名古屋では放映しないがデフォとなっている5分アニメについても、どこかの局が30分の枠で6作まとめて、みたいな枠ができればもっと良くなるかと思います。
というわけで、
来期は約束通り深夜アニメを見ますかね! ( ← その前に溜まっている旧作をですね・・・(笑)
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