オーディオ用のPCを構築することになりました。たまたま職場でCPUが発掘された、それを組み込むための自作機を手っ取り早く入手したかったので、弟が使っている自作機を富士通の「D551/D」と入れ替えることになりました。今回は弟用にゲットした「D551/D」を紹介。
オーディオPC構築計画、始動
これまでPCオーディオはMacからUSB-DACを繋いで聴くことが多かったのですが、MacBook Airは2端子しかないという不便さもあって、専用のオーディオPCの構築を以前より検討していました。
また、画面の狭いWindowsタブ(ARROWS Tab Q506/ME)を使っていてこちらも不便なので、大きい画面で作業できるWindowsマシンの構築も必要でした。
この2つを兼ねたPCを中古で探してみたのですが、なかなか良いものが見つからなかったのです。
その折、職場からCPUが一つ発掘されました。かなり古いものですが、AMDの8コア[ref]FX-8320[/ref]ならまだなんとか使えるだろうと思い、いろいろあって最終的に僕が手に入れることとなったのです。
しかし、当然ながら”石”だけでパソコンは成立しませんよね。イチから自作PCを組んでもいいのですができるだけ安く上げたいと思い、僕が5年ほど前に組んだあと実家の弟が使っている“自作機の回収”を考えました。
弟からそのままPCを取り上げるわけにはいかないので、別のPCへの交換を考えることになりました。今まで使っていた弟PCよりスペックが上のものでコンパクトなものをチョイスしようかなと検討しはじめたのです。
2,400円で落札成功
しかしながら、そんな中で世の中がテレワークへ移行。その影響でパソコンの中古価格がどんどん高くなっています。相場が上がらないうちに買ってしまおうと思い、某オークションや某フリマをぐるぐる探す日々。
今の弟PCがCeleron G530(Sandy Bridge)なので、これよりは良いCPUにしたく思ってました。しかし、Sandy Bridge以降の世代になると、大半は5,000円くらいは固くしてしまいますねぇ・・・。
・・・と思っていたら、Sandy Bridge世代のCore i3を搭載した富士通のデスクトップ「ESPRIMO D551/D」がオークションに出品されてました。ちょっとだけ競りましたが、本体価格2,400円(送料を入れて3,900円)という激安価格で競り勝ちました!
「D551/D」は富士通の法人向けデスクトップ。富士通は法人向けPCに力を入れていて、リース契約などで導入する企業さんも多いのです。僕の前の職場のPCも富士通がありました。そういう事情もあり、リース落ちや置き換えで用途を失った個体がオークションや中古ショップなどを通じて個人向けに販売がなされています。
富士通は他社と比べても販売数が圧倒的に多いので、その分中古相場が廉価で、安く手に入れることができるのです。
弟PCの更新へ
一旦ウチで動作テストをしました。既にHDDにWindows10が入っていて、何も問題ないことを確認しました。
ここで問題だったのが画面出力ですが、HDMI出力がないのでAmazonでDVI-HDMI変換ケーブルを買い、4Kテレビに繋げました。変換ケーブルはフルHDが最大解像度なのでややギザっとした表示になります。
筐体はコンパクトな割に頑丈で、さすが富士通だな、という感じです。DVDドライブはROMドライブで書き込みができないので、こちらは弟PCに元からついているスーパーマルチドライブに換装することに決めました。
その後弟の許可も得られたので、弟PCの入れ替えを実行に移しました。
双方とも同じWindows10で250GBのHDDに入っているので、HDDとDVDドライブを入れ替えることで素早い入れ替えが実現。あわせて、17インチのスクエア液晶で頑張ってたようなので、モニターも余っていたEIZOの23インチワイドモニターに切り替えてあげました。
自作などのパソコン趣味をしない弟からは、小型化&スペックアップの両方が行えたことで、取り回しが良くなったと喜んでくれたようです。
お互いにとってWin-Winな入れ替えになったようで、良かったです。今回は珍しく自分目的での購入ではなかったわけですが、今回は買ってよかったぁ~と思えました。SSD給付金が実家財務省から下りるようなので、後日、Cドライブ用のHDDをSSDに入れ替えてあげようと思ってます(笑)
さて、ウチに5年ぶりに戻ってきた自作機。各所が”老朽化”しているので、確定しているCPUやマザーだけでなくケースや電源ユニット周辺も入れ替えて、かなり安くなったSATA形式のSSDを導入しようかなと思っています。
というわけで、オーディオPC構築の話は次回へ続きます。(つづく)