【運行は年6日だけ!?】名鉄バスの「墓参バス」を追跡！

半月くらい前の話ですが、名鉄バス春日井営業所の「墓参バス」を見に行ってきたのでレポします。

墓参りのシーズンだけ運行される臨時系統

春日井市中部、東名高速ちょっと東の丘の上にあるのが「潮見坂平和公園」という墓地公園です。
尾張地区では千種区の平和公園に次ぐ規模で、尾張東部聖苑（火葬場）が隣接しています。

墓参バスは名鉄小牧線の味美駅とこの潮見坂平和公園を結ぶ系統で、年6日の墓参りシーズンだけ運行されます。

運行日

春分の日（3/21）
お盆（8/13-15）
秋分の日（9/23）
12/28

この系統は勝川駅〜出川〜藤山台南の常設系統がベースとなってます。
勝川駅〜出川は基本その常設系統と同じルートを取りますが、常設系統が立ち寄る神領駅北口はスルーします。
味美駅〜勝川駅、出川〜平和公園は墓参バス運行日しか通りません。

実はこの系統、臨時便扱いではあるのですが系統の存在自体は国交省に届け出をしているのか、常設の扱いです。
墓参バスが経由する停留所の時刻表は墓参バスの時刻も常設で記載されていますし、墓参バスしか通らない大泉寺や平和公園内のバス停も常設されてるのですよ・・・。

この点が一般にイベント輸送などで運行される「臨時バス」とは根本的に違うところでしょうか。

墓参バスの時刻は春日井市のサイトで常時掲載されています。
[link url=”http://www.city.kasugai.lg.jp/machi/park/shiomizaka/shiomizakakoen.html” title=”潮見坂平和公園｜春日井市” content=”潮見坂平和公園は、市の中北部に位置し、墓地と一体となった総面積約80ヘクタールの公園墓地です。春には園路沿いの桜が咲くなど、花と緑に包まれた、彼岸や盆の折々に訪れる人々の憩いと安らぎの場となっています。”]

ちなみに平時の潮見坂平和公園へはR19の分岐のところにかすがいシティバスの「平和公園口」バス停があり、そこから徒歩アクセスも可能だったりします。
[link url=”http://www.city.kasugai.lg.jp/kurashi/bus/” title=”かすがいシティバス｜春日井市” content=”かすがいシティバスは、昼間帯における高齢者の移動手段として平成14年から運行を開始しました。公共交通空白地域の解消を図るため新規路線を設置し、また、既設路線の利便性及び運行効率の向上を図るため路線、ダイヤ等を見直し、全4路線で運行しています。”]

平和公園から乗ってみる

先日8/14、系統付近に用があったので潮見坂平和公園側から12：55の味美駅行きに乗車してみました。

味美駅行きは平和公園第三が始発となっており、30分以上前から乗務員休憩を兼ねてバスはここで待機しているようです。

方向幕（前面）

方向幕（側面）

発車すると平和公園内をぐるっと一周し、玄関口の潮見坂平和公園バス停に立ち寄り、その後国道19号に出て春日井インター東交差点で左折してR155を走行。大泉寺バス停を経由し出川（てがわ）交差点で右折していつもの出川バス停を通過するルートです。
運転士さんは不慣れなのか印刷された地図を見ながら平和公園内を進んでいきます。
運転士用の時刻表も主要停留所のみの記載で、全停留所の時刻が記載された紙を見ながら慎重に歩を進めていく感じでした。
自動放送は第六通過後からスタート。第二や第一の案内は「お降りの方はお知らせください」のアナウンス無しでした。

肝心の乗客は・・・私一人以外乗降なし（笑）
柏井町四丁目（イオンの前）で下車したのですが、そこまで乗客は誰一人見かけなかったのでした・・・。

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平和公園に向かってみる

翌日8/15、今度は鳥居松から12時前の平和公園行きに乗りました。

ルートは基本同じですが、終点は第三を過ぎて第六です。自動放送は第二までで、そこからは案内なし。LCD案内は終点が第三となっていました。
平和公園行きでは墓参客を考慮して潮見坂平和公園バス停で一旦長時間停車。その間に一旦下車してお供え物を買うことができるようになっているみたいです。